住宅を建てるにはいろいろな依頼先があります。
A.【設計監理】 設計事務所 + 【施工】 工務店 の場合
・ いい設計をしても出来上がるものが違ってしまう。
※工務店側の力量に左右されてしまう。
(社長~営業~監督と全てにおいてあるレベルには揃わない。)
・ 施工に疎く、また意匠に走った設計も多く、無理な施工などで後で改修をしないといけないことも・・・。
・ 施主と工務店の間の中立な立場で独立して判断することが出来る。
B.【設計監理】 住宅メーカー + 【施工】 住宅メーカー の場合
・ 住宅展示場の維持費など余分な経費も工事費に加算され高くなる。
・ 営業~設計~監督と全てにおいてあるレベルには揃わない。
(会社内で言った言わないが多く、結果としてお客さんに迷惑が・・・。)
・ 特に困るのは営業が素人ということ。 社内の人の入れ替わりも多い。
・ 規格に合ったものしか造れない。
・ 施主側に立って物事を考えることはほぼ不可能である。
C.【設計監理】 工務店 + 【施工】 工務店 の場合
・ 工務店によってデザインは変わる。
・ ハンドメイドに近づけている所もあるが、大体決まったパターンとなりやすい。
・ 営業~設計~監督と全てにおいてあるレベルには揃いにくい。
(B程ではないが、会社内で言った言わないが多く、結果としてお客さんに迷惑が・・・。)
・ 施主側に立って物事を考えることはほぼ不可能である。
D.【設計監理】 大工さん + 【施工】 大工さん の場合
・ デザイン性に欠ける。
・ 大工さんが営業~監督、大工工事まで全て1人で行うためズレが生じにくい。
・ 設計は外部に発注するので、確認申請程度の少ない枚数の図面しか通常の場合作成しない。
・ コストマネジメントを出来ない人が多い。(どんぶり勘定もまだ多い。)
・ 監理は、大工さんの下請け建築士となるので正当な監理は難しいと思われる。
・ 施主側に立って物事を考えることはほぼ不可能である。
E.【設計監理】 CM・A設計事務所 + 【施工監修】 CM・A設計事務所 の場合
・ Aのデメリットがほぼなくなる。
・ 建築士が営業~設計~マネジメントまで全て1人で行うためズレが殆ど生じない。
・ 施工にも詳しい事務所が多いので、理にかなった設計が出来る。
・ 施主と専門工事会社の間の中立な立場で独立して判断することが出来る。